タクシーの1日の仕事

タクシーの1日の仕事

タクシーの仕事の特徴

タクシー会社には大きく分けて3つの勤務体系があり、一番多く採用されているのは隔日勤務と言われる勤務体系で、丸一日仕事をしたら丸一日休みと言った感じで、 1週間に2日〜3日出勤するような勤務体系です。1か月の出勤日数は12勤務としている所が多く、出勤時間は7時〜9時に設定している所が多いです。決められた時間内であれば 出勤時間を乗務員が自由に選択できる会社もあり、個人の裁量に任されている会社も多いです。

 

車両点検、健康チェック、点呼

朝出勤したら、必ずやらなければいけない事が3つあり、営業に出る車両の車両点検、アルコールチェックなどの健康チェック、運行管理者による点呼です。以上の事が終われば営業車両に乗り、出庫する事ができます。

 

良いも悪いも自由な仕事

出庫した後は個人の裁量で営業するのですが、乗務員によって営業の仕方はそれぞれで、基本的な営業方法としては、人の行動パターンを考え、時間帯、場所、方向などのほか、イベント情報や、公共の交通機関の運行状況などの情報を考慮した、流しを基本とした営業となります。営業中はひとりなのでお客様をいかに乗せるかが鍵となってきます。 乗務員によっては、1日中駅のタクシー乗り場で仕事をする事もあり、人の行動パターンを考えて営業する乗務員と1日中同じタクシー乗り場で仕事をする乗務員とでは収入の違いが生じます。稼げるドライバーになる為には、まじめに働く事と、体力よりも頭を使う事が大切になってきます。しかし、頭を使うと言っても難しい事をするのではないので基本を押さえて仕事をすればトップドライバーになる事はそれほど難しい事ではありません。むしろ、1人で気楽に仕事ができるという理由だけでタクシー会社に入社した乗務員が多い為、努力もせず 稼げないと嘆いている乗務員が多すぎなのです。

 

法令で厳しく管理されるなか、法定時間内に帰庫

タクシーと言う仕事はお客様の命をお預かりする仕事なので、厳しく労働時間を法令により定められており、所定労働時間を約15時間と定めている会社が多く、休憩時間3時間を含め約18時間で営業を終える事になります。残業時間を含めても労働時間が21時間以内になるよう帰庫しなくてはならない。会社に戻ってくると、終業報告と言う、事故が無かったか、違反が無かったか等の報告をし、売上金の納金作業、洗車をして1日の業務は終了します。勤務明けは丸一日明け休みになるので次の勤務の為に体を休めましょう。