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【転職成功!】タクシー会社への転職を成功させる為の5つの努力

タクシーで稼ぐ為に必要な要素とは

タクシー会社の求人を見ていると努力して売上を上げれば稼げると書かれていても、何を努力したらいいか等は書かれていませんし、実際にタクシー会社に入社しても稼げる運転手になる為のノウハウについては教えてくれないことがほとんどです。だからと言ってやみくもにタクシーを走らせているだけでは稼げません。
では、タクシーで稼ぐ為にどのような努力をすればいいのかを元トップドライバーがタクシー運転手の基本テクニックをとうしてお伝えしていきたいと思います!

タクシー転職成功の5つの努力【動画】

1・ポジショニング(位置取り)

ライバルと争わずにお客様を獲得

  • 今自分がいる場所の把握や街中でどこにいればお客様を乗せる事が出来るか、そういう事も頭に入れて行動しなければ、お客様をいつまでも乗せる事が出来なくなります。
    前に他の空車タクシーがいたら、自分のタクシーにお客様が乗ってもらえる可能性が少なからず減ります。車間距離を空けたとしても前の空車にお客様を取られる可能性は出てきてしまいます。
    しかし、信号の先頭で待つことで、前にいた他の空車タクシーは前からいなくなるわけです。そうすれば、お客様に自分のタクシーを選んでもらえるようになるのです。
  • 前にいた空車タクシーが交差点で直進したとします。そうしたら自分は右左折し自分の前に空車タクシーを常にいないようにポジションを取る事で他の空車タクシーと争わずにお客様と1対1で出会う事が出来るようになる重要なスキルです。
    他のタクシーと同じ事をしていても、常にお客様の取り合いに参加をしなければいけなくなるため、競争率が高くなります。だからこそ、自分以外のタクシーと遭わない場所を走り、自分しか知り得ないお客様を乗せられるスポットを日々開拓する事で効率の良い営業に繋がります。

2・お客様と出会える基本動作

信号の先頭で止まる事を意識する

  • 信号が赤になりそうな時は急いで信号を越えるのではなく、先頭で止まる事を意識してください。なぜなら目の前の横断歩道で歩いている人や歩行者専用道路を歩いている人がタクシーを探していたら乗ってくれるからです。

左折中心の動きをする

  • この動きをする事で、乗せる事が出来なかった場所にいるお客様を乗せる事が出来ます。
    図の様な場所にいるお客様が左方向に向かいたい場合、他の方向に走っているタクシーに手を上げる事はありません。
    その為、お客様の方から向かいたい方向に進むタクシーに乗る事が出来る場所へと移動してくれて乗せる事が出来るようになります。

空車時は速度を出し過ぎない

  • 空車なのに速度を上げて走っていてはお客様を乗せる事が出来ません。なぜならお客様も気を遣ってタクシーを止めている事が多いからです
    速度が速いタクシーを無理やり止めたら危険と判断し、止まりやすい速度で走っているタクシーに手を上げます。また、速度が速ければお客様の目にも入らない可能性もあります。

前に空車がいる場合は車間距離を空ける

  • 前に空車がいるということは、お客様がいたら前の空車にお客様を取られてしまいます。車間距離を詰めていたら尚更です。
  • しかし、車間距離を空ける事で、前の空車がお客様の前を通り過ぎた時にお客様がタクシーの存在に気づき、その後ろを走っていた自分のタクシーをお客様が選んでくれる可能性が出てきます。

空車時は常に左車線を走る

  • お客様を探して走っているのに左車線以外の車線を走っていては、お客様を乗せる事は困難になります。その為、歩行者専用道路が近い左車線を走る必要があります。

タクシーの基本テクニックついて動画コンテンツでご覧頂けます

3・ターゲティング(お客様の絞り込み)

時間帯別で人の行動を読みターゲットを絞る

  • 行動パターンを読むには、一般的に人がどのような行動をするのかを属性別に考える事が重要になります。自分が今いる場所ではどのような属性の人が行動して、どこに向かっているのかを考える事でお客様がどこにいるのかが分かるようになり利用単価も読めるようになります。

朝…上り車線の通勤客にターゲットを絞る


電車で通勤している人は上り方面に進む満員電車に乗って会社に向かいますよね。下り電車で通勤している人もいますが、圧倒的に上り電車で通勤している人が多いです。
これはタクシーも同じことが言えます。その為、上り車線にいる通勤客にターゲットを絞り営業する事で効率のいい営業をする事が出来ます。

日中…ビジネス街なら一流企業のビジネスマン・高級住宅街なら家事を終わらせた主婦等々、日常的にタクシーを利用してくれる人は地域によって属性が変わっていきます。


一流企業のビジネスマンは会社から経費でタクシーに乗る事を認められていたり、そもそも収入が高い属性を持つ人が多いので自腹であってもタクシーを利用してくれます。
高級住宅地に住む主婦の方は家事を終わらせよく買い物に出かけますので、その足としてタクシーを利用していただけます。

夕方…帰宅ラッシュは色んな属性の人が乗ってくれます


サラリーマンであれば同僚と飲みに行くときにタクシーを利用してくれますし、買い物を終わらせた主婦は夕飯の準備の為にタクシーを利用して帰宅してくれます。
その他にも様々な属性の人達がいます。
飲食業界に勤めてる人は夜勤の為、公共の交通機関が稼働していない時間帯に帰宅しなくてはいけない為、お店の近くに住んでいる事が多いです。この場合出勤時、帰宅時共にタクシーを利用してくれる傾向が強いです。

夜…電車が動いている時間帯であっても食事や呑んだ後はタクシーで帰る属性の人達がいる場所にターゲットを絞る。


一流ホテルには一流のシェフにより食事を提供してくれる高級レストランや、大きな宴会場並びに式典などを行うホールがある事が多く、食事をしに来ていた富裕層の方や結婚式並びに企業の式典に参加していた人達がタクシーを利用して帰宅する傾向が高いです。

レジャー客…旅行・観光・出張等、非日常的な日々を過ごしていた人はタクシーを利用してくれる傾向が高いです。


東京から地方に出張する人は、住宅街から空港または新幹線などの発着駅である上野駅、東京駅、品川駅までタクシーを利用してくれますし、旅行帰りの人は空港やフェリーなどの定期便を運行している港からタクシーを利用してくれます。ですので、曜日によりレジャー客は変動しますので、連休・週末・週明けに絞ってレジャー客をターゲットにしていくのが良いと思います。
その他、イベントや行事の時間と場所を下調べし非日常的な生活をしている人にターゲットを絞っていくと効率のいい営業が出来ます。

4・行動観察(お客様のクセを観察)

タクシー利用する人は、手を上げる前に様々なクセが現れる!

  • タクシーを利用するとき、お客様は様々な行動を起こします。その行動を他の空車よりも早く気付く事によって自分のお客様にする事が出来ます。

例えば、マンションやビルから人が出てきた時、タクシーを探している人は出口から歩道に出るときに歩道に対して垂直に歩き出します。無意識にタクシーを探しやすいようにと出口から車道まで直線的な動きをします。そして、タクシーがいなければそこで初めて歩道を歩き始めます。次に、歩道を歩きながら後ろを振り返りタクシーが来ていないかを確認しながら歩きます。


他の空車よりも早くお客様を乗せたければ、お客様がこれからタクシーを利用しようとしているアクションを見極めるのが重要です。
もしあなたが空車の状態でタクシーを走らせているときに、出口から直線的な導線で車道に向かってくる人がいたら速度を落としてタイミングを合わせて下さい。
タイミングを合わせると同時にアイコンタクトを実施しお客様と目が合えば、お客様は手を上げてくれるでしょう。是非実践してみて下さい。

女性に多いタクシーを求めているサイン

  • 歩道の縁石に乗りタクシーを探す

女性が空車のタクシーを探すときに多く見られるのは、歩道の縁石に乗りタクシーを探している事です。これは男性に比べ女性の身長が低いという事から、遠くにタクシーがいないか探すために出来るだけ高い目線でタクシーを探したいという心理から自然とやってしまう行動の1つです。横断歩道で信号待ちしている人の中で縁石に立って待っている人は信号を渡りたいのではなくタクシーを探しているかもしれませんので、このような人を見つけたら速度を落として近づく事でお客様を乗せる事が出来るかもしれません。

止めにくいタクシーにはお客様も手を上げにくい

  • お客様の中にはタクシーを拾うのが苦手な人も

タクシーというのは公共の交通機関なので乗車の申し出があればどんなお客様でも乗せなければいけないというルールがあります。
国の認可を受け営業している以上、公共性を高めなければいけないという使命から乗車を断ると乗車拒否という違反で取締る事により、タクシー会社とタクシー運転手それぞれに重いペナルティが課せられます。
しかしながら、お客様の中には街を走っている空車のタクシーに対してタクシーを利用したい自分に気づいてくれたタクシーに乗車の申し出をする人もいます。
ようするに、空車サインを見て空車かどうか判断しているのではなく、運転手さんの顔を見て空車かどうか判断して乗車の申し出をしているという事です。ですので、お客様が発しているサインに気づかなかったタクシー運転手はお客様だったという認識さえないままお客様を見逃していますし、お客様に気づけなかった空車タクシーに乗車の申し出さえしないお客様もたくさんいるという事を理解した上で常にお客様が発しているサインに意識を持つことが効率の良い営業に繋がります。

5・重要と供給と単価計測

当たり前の事ですが、稼ぐ為にはタクシーを求めているお客様がいる場所で営業しなければ稼ぐ事は出来ません。そして、単価の低いお客様を多く乗せていると乗車率は高くても思っていたよりも稼げずに乗務が終わるという事もあります。

お客様単価の期待値を追う

  • お客様を乗せられるようにするのは大切ですが、営業するエリアによってはお客様単価の期待値(平均値)が変わってきます。なぜなら、エリアによってお客様の行先の傾向が変わってくるからです。日中は1時間あたり4,000円以上の売上を上げる事が出来れば、間違いなく売上トップになる事が出来るでしょう。

お客様一人あたりの単価が800円の場合、1時間で立て続けに乗せれば4,000円に達する事が出来ますが、立て続けに乗せる為には付け待ちの仕事をせずに、効率を上げなければいけません。しかし、それを一日中続けるのは非常に困難です。なぜならば、タクシーの需要がある時間帯というのが、朝の通勤ラッシュ、日中のビジネス街、夕方の帰宅ラッシュ、深夜の終電後以外の時間帯は需要が減り暇な時間帯も多くなるという事です。なので付け待ちの仕事も視野に入れて営業をしなければ1時間4,000円をキープするのは無理でしょう。

羽田空港で営業をしたとすると、期待値は単価6,500円です。非常に高い期待値かもしれませんが、この6,500円得るのに付け待ちで何時間も待っていたら効率が悪いと思いますよね?もし1時間の待機+20分の送迎が出来る待機状況だったらどうでしょうか?羽田空港1時間待機して目的地までお客様を20分かけて送っていった事を考えていきます。

羽田待機60分+送迎20分=80分になります
1時間あたりの収益を計算してみると
(6,500÷80)×60=4,875円/1時間

1時間4,875円になる計算です。

先程もお話をしましたが、800円のお客様なら連続で5回乗せるという非常に困難だったミッションも待機60分なら休憩も取りつつ楽々に1時間4,000円を超える事が出来るのです。
付け待ちも期待値次第では流しよりも効率が良くなることがお分かりいただけましたよね。
なので、客単価を計測し期待値(平均値)を割り出し、期待値を超える状況が発生したら付け待ちをするのが効率の良い営業に繋がります。
また、一日中需要が高まる悪天候の日や、電車等の公共交通機関で運転見合わせが起こってしまうとタクシーの需要は非常に高まり、単価のいいお客様をお乗せする事も出来ます。これは毎回起こる訳ではありませんが、日常的に天候や運行状況を把握し、他のタクシーに遅れを取らないように行動する事が必要です。

まとめ

タクシーで稼ぐ為には、基本としてこれだけの事を常に営業で行えるようにする事で、稼げるドライバーに近づく事が出来ます。
しかし、この5つの努力を一気にやろうとした場合、自分の為にやっているという感情が無くなり、やらなきゃ稼げないからやるしかないという、やらされてる感情になり、長続きしなくなります。
その為、少しずつ自分の物に出来るように心がけて下さい。
特にポジショニング・基本動作・ターゲティングは勤務するのに必要不可欠です。
まず、この3点を常に意識して営業し、自分の物にする事です。

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