タクシー会社への疑問(Q&A)

タクシー会社への疑問

 

タクシー会社の賃金体系って会社によって違うと聞きましたが、違いを教えて下さい

 

大きく分けて、3タイプの賃金体系があります。

 

A型

 

詳細
 
一般産業と同様の賃金体系で、給料とボーナス等併せ持つタイプ
給料 = 基本給 + 諸手当 + 歩合給 + 割増賃金等
 
メリット、デメリット
 
他の体系と比較し、固定給がしっかりしている
ボーナスは営業成績により差異が生じる

 

 

B型

 

詳細
 
完全歩合制を基本とした賃金体系の為、月例賃金は高いがボーナス等が無いタイプ
給料 = 売上(消費税は除) x 〇〇%
 
メリット、デメリット
 
完全歩合制なのでボーナス等が無くて歩率が高い

 

 

AB型

 
詳細
 
A型とB型の中間に位置する賃金体系
給料 = 売上(消費税は除) x 〇〇% (基本給 + 歩合給 + 割増賃金等)
ボーナス = 売上(消費税は除) x 〇〇%
 
メリット、デメリット
 
A型とB型の中間に位置する賃金の為、会社によって違いが大きく、良く確認する必要がある
多くの場合、B型賃金に似た歩率で設定されているが、給料としてもらえるのは一般的な歩率で、残りはボーナスとして自分でストックして年に複数回にわけて支給される

 

タクシー運転手の給料って売上によって変わると思いますが、保障給ってありますか?

 

賃金体系のところでも説明しましたが、タイプにもよりますが、東京都の最低賃金はどのタイプでも保障されていますので、そういった意味では売上に関係なく保障されています。尚、当サイト契約企業様の求人で長期間の高額保障給を支給して頂けるところもあります。

 

何時から何時まで働くんですか?休憩はありますか?

 

法令で隔日勤務のタクシー運転手は残業時間を含む最大で21時間までと決められていて、休憩は3時間取らなくてはいけません。多くのタクシー会社の場合、朝8時前後の出勤で、翌日明け方 まで仕事をします。所定労働時間は21時間から残業時間と休憩時間を引いた時間なので、会社によりますが約15時間としている所が多いです。

 

タクシーの運転手の経験がありません。免許、資格など無くても大丈夫ですか?

 

タクシーを運転するには、普通自動車免許第二種以上が必要です。しかし、心配いりません。普通自動車免許第一種をお持ちで、取得後3年以上経過していれば、資格、免許に関しては、タクシー会社にて養成いたします。(AT限定普通自動車免許第一種の方も心配いりません)

 

タクシーの運転手さんって運転以外にどのような仕事がありますか?一日の流れで教えて下さい

 

朝出勤したら自分が乗る車を指示されますので、その車を点検項目に従って点検を行います。点検が終わったらアルコールチェックを受け、点呼を受けます。明け方まで営業し、帰ってきた ら洗車、納金、点呼を受け一日が終了します。

 

地方から単身赴任したいのですが、社宅、寮などはありますか?

 

会社にもよりますが、寮を完備している会社は多くの場合近くに寮を持っているので、入寮して頂き、そこから通ってもらいます。当サイト契約企業様の求人は寮はもちろん、地方からの赴任者の為、家族寮も用意できるところもあります。

 

タクシーによく乗り、運転手さんに「景気どうですか?」と聞くと、「いや〜暇ですよ」って嘆いている運転手さんが多いですが、本当に稼げるんですか?

 

東京のタクシー運転手の一日の平均売上は約47,000円と言われています。一日平均47,000円の売り上げを給料にすると約30万円ほどになります。もちろん平均ですのでトップドライバーとなりますと一日平均75,000円売り上げるドライバーもいて給料50万円以上取る方も実際にたくさんいます。

ではなぜタクシー運転手は大変で、稼ぐのが難しいイメージがあるのか?
考えられる事は3つあります。

 

(1)稼ぎ方をきちんと教育されていない
(2)稼ぐ気はあるが営業地区、方法など非効率な営業をしてる
(3)タクシーの仕事は個人の裁量に任さている為、努力を怠ってしまっている(職務怠慢)

 

以上の事が大きな要因となってしまっている為、「稼げない」、「暇だなー」とあきらめてしまって仕事が嫌いになってしまいます。ましてや会社から売上を上げる為の指導を受けても、一度浸かってしまったぬるま湯(職務怠慢状態)からはなかなか抜け出せず、自己嫌悪になり会社を辞めてしまう方も少なくありません。ちなみに向上心を持って頑張っている人の平均売り上げは58,000円〜75,000円ほどで、給料にすると40万円弱〜50万円以上となっており、トップドライバーになるにはむしろ最初が肝心なんです。なのできちんとした教育を受けて思考から稼ぐ基本を身につければトップドライバーになる事はそれほど難しくはありません。その一歩として会社選びは大切な事なのです。

 

タクシー会社って社風が大事って良く言いますが、社風って何ですか?

 

要するに、自分に合う会社か、そうでないかの違いです。タクシーの仕事というのは、やる仕事はどこの会社でもそれほど違いはありません。例えるならば、スポーツ選手と同じでチーム は違えど行うスポーツは同じです。強いチームもあれば、弱いチームもあり、人気のあるチームもあれば、無いチームもあり、厳しい監督がいるチームもあれば、個人の裁量に任すチーム もあるのです。なので、何を優先させるかパワーバランスを見て自分に合う会社かどうかを見極める必要があります。

 

正直、会社選びのポイントって何ですか?

 

会社選びのポイントはあなたが求めているものによって変わってきますが、少なくともどこの会社に行っても賃金体系による収入の差異はほとんど生じません。稼ぎたいと思うなら、お客様の立場に立ってどこの会社のタクシーに乗りたいかって事を考えれば良いのです。現金以外の決済方法がいかに対応しているか、タクシー会社の看板(行燈)を見て最低限受けられるサービスの期待度、無線でタクシーを呼ぼうと考えた時、どのタクシー会社がいち早く迎えに来てくれるか、チケットが使えるか、以上の事を考えお客様はタクシーを選ぶのです。ですので、少しでも営業収入を上げたければお客様にとって安心で安全で接客も良くチケット、カード等の決済にいかに対応しているかを考えれば、タクシー会社選びのポイントが見えてくるのです。

 

働く環境も会社選びのポイントのひとつではありますが、収入よりも働きやすさで選びたい方は、いかに会社側がメンタルサポートをしてくれるかが大切なポイントと言えると思います。 個人の裁量に任されているタクシー乗務員の仕事は会社側との接点が少なく、悩みがあっても相談できる人がいなかったり、いたとしても自分から悩みを打ち明けられない方もたくさんいます。そんな時にメンタルサポートを率先して行っている会社は働きやすい会社と言えます。あなたの希望する環境のパワーバランスをよく考え、会社を選ぶのが大事だと思います。